第3回 発酵ワークショップ①「開成町の発酵食品をつくろう!」
『瀬戸屋敷』で、いよいよ麹作りがスタートします!
釜に火おこしするところから始めます
「瀬戸酒造」の方が手慣れた様子で火をおこします。カッコイイ!
お米は1つのセイロで一升半
事前に洗米し、充分に浸漬し、水切りしたお米を蒸します。
セイロの7~8分目(今回は一升半)平らにならし、均等に蒸せるよう1つのセイロを乗せて蒸気が充分に上がったら、2つ目のセイロを乗せます。
「抜け掛け法」という手法だそう。芯が残らないように途中で上下を入れ替えて蒸し上げます。
お米の優しい香りが漂います
お昼を食べずに参加した私は、お腹が「ぐ~」っと鳴りました・・・笑
蒸し上がったら時間との勝負!
私は3班に参加。お話しを伺うとお料理上手な方が多く、テキパキと作業が進みます。
蒸し上がりは80度になっているお米に温度計を入れて確認しながら、35~36度に温度を下げ、余分な水分を飛ばします。
塊をほぐす感じで、丁寧に!
味見をしましたが、蒸したお米(うるち米)を食べたのは初めてです!
芯まで蒸されていますが、思ったより硬かったです。イメージ的にはおこわに近いかな?噛みしめると甘みが広がります!
『種もやし』をフリフリ
目標より低いけれど、いい感じに下がりました!
これが『種もやし』です。これを作る会社は、日本に数社しかないそう。
大事に包んでお休みなさ~い
この後は発泡スチロールの箱に入れて、28度以下にならないようにします。
東京農業大学の穂坂先生にコツを伺いました
・カビの気持ちになって作ろう!(酸素が好き・暑さ寒さが嫌・適度な水分が好き)
・2~3日前から納豆は食べない方がいい(納豆菌は強いので、ねばねばになっちゃうらしい)
・みかんの近くや触った手は避けて(青カビが付いている可能性があり)
よい麹は、出来上がりが『栗』の香りがするそうです。ちょっと遅いと『きのこ』の香りになるんですって!
吉田島総合高等学校作の乳酸飲料と味噌の味見
カル〇スのまがい物「よしピス」と、マル〇メみそのまがい物の「吉高みそ」だそう。(吉田島総合高等学校談)面白い先生ですね(笑)
どちらもすごく美味しかったです。「よしピス」は酸味があり甘さ控えめで、私は本家より好きな味だな~
作業の後は第2部の「開成町の発酵食品をつくろう」
この後は、実際に決まってからのお楽しみ!
個人的に気になっていることを穂坂先生に聞いてきました
私は愛犬のおやつにパンを作るので「イースト」と「天然酵母」について質問しました。
昔「イースト菌は人工で作られているのでよくない」と聞いたのでいつか自分で「天然酵母」を作りたかったのですが
イースト=酵母だそう!
イーストも天然で、安全なものを選りすぐって販売されているので、素人が色々なものから「天然酵母」を作ると不完全なものが出来上がる事もあるので危険な場合も!
丁寧に教えていただき、ありがとうございました。
学ぶって楽しい!出来上がりが楽しみ~!