松田山の中腹で咲き始めのネモフィラと、のんびり埴輪に出合いました

青空を背景に富士山を眺めて菜の花道をハイキング

松田山の中腹にある、昨年秋に取材させていただいた「コキアの里」で、ブルーの花弁がかわいいネモフィラが咲いていると聞き、お散歩に出かけました。
そして、来週3月26日(金)から展示会が行われる「時光窯」にもお邪魔させていただきました。

松田駅から徒歩約40分、西平畑公園からコキアの里へ

今回も西平畑公園内の「自然館」脇にある、立て看板を目印に林の中を歩いて5分ほど。
富士山を目の前に、まだ咲き始めのネモフィラが広がっています!

富士山の眺めも素晴らしい
青空に映えるブルーの花弁

この春、初めて植栽されたネモフィラ 見ごろは5月上旬ごろまで

2019年にコキアの里をオープンした町内の飲食店主の飯田さんが、ご協力者の矢尾板さんとネモフィラの花畑で手入れをされていたのでお声をかけさせていただきました。

富士山を背景に飯田さん(左)と、中心的な協力者の矢尾板さん

「松田町の西平畑公園で見られる春の早咲き桜につづいて、年間を通して花が楽しめるようなまちになればと思い、昨年2年目を迎えた秋のコキアに加えて、今回初めてネモフィラを植栽しました。山中湖や横須賀にあるネモフィラの名所などを参考にしながら、昨年10月ごろに種をまき、ある程度成長した苗・約1万5000株をこちらに植え替えました。一部霜で根がやられてしまったり、カラスに抜かれてしまったりと数が減ってしまいましたが、おかげさまでかわいいブルーの花が咲き始めています。予想していたよりも咲き始めが早く、見ごろは5月上旬ごろまでかな」と飯田さん。
中心的な協力者の矢尾板さんは、「秋のコキアを見に来てくださった方にご意見をいただき、新たに見晴らし台やベンチを作りました。ここから眺める絶景を楽しんでください」と矢尾根さん。

手作りの見晴らし台が設置され、花畑の通路も歩きやすいようシートが新たに敷かれています

さらに、「夏の花として、6月には丈の低いヒマワリの花を咲かせられるように計画しています」と飯田さん。まちの活性化に向けたアイデアと実行力とともに進化が止まりません!

コキアの里から歩いて約20分、春の陽をいっぱいにあびる埴輪がいる時光窯へ

埴輪たちの目線の先には、足柄平野につづく相模湾が見渡せます

コキアの里から農道を歩いて約20分、場所を示す立て看板がないので携帯の地図アプリをたよりに、陶芸家・志村正之さんが主宰する「時光窯」へ向かいます。
すると、菜の花が咲く小高い丘の上にポツンと。まるで絵本に出てきそうな佇まい!
工房の前には、社会の教科書で見覚えがある“踊る埴輪”をモチーフに作られた埴輪が、春の陽ざしを浴びてお行儀よく?!踊りながら並んでいます。お顔には丸い目2つと口1つ、すらっとした鼻がついているだけなのに、どの子も表情が違う風に見えるのは、なぜでしょう。どの子も、あ~カワイイ。

お庭には埴輪とともに、イガグリのような不思議なカタチの作品(左側)がありました。志村さんに聞くと、幼虫や胎児のようなもので、ここから志村さんが作りあげる作品に姿が変わっていくイメージなのだそう

「ハルヲヨブ」2021 ~埴輪仙人の巻~

時光窯では、年に一度だけ桜の咲くころに展示会が行われます。
大きな登り窯で焼かれた新作の展示とともに、販売用に作られた小ぶりの埴輪などが並びます。工房の前にあるソメイヨシノの花もちょうど咲きそろうころかと思いますよ!
★昨年の展示会の様子はコチラ
日にち 2021年 3月26日(金)~4月18日(日)
時間 10:00~日没、(水) (木)お休み
HP https://cariocaz.com/jikogama/

陶芸家・志村正之さんが埴輪と同じポーズで撮影させてくれました♪

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