足柄地域のひなまつりを巡ってみました

春一番が吹き、うららかな春の陽射しに誘われて、足柄地域のひなまつりを巡りに出掛けてみました。

桜まつりに雛まつり。足柄地域は春を感じさせるイベントがたくさん!

思い立ったら、ぶらりとお散歩で、春の一日を満喫します!

まずは南足柄市郷土資料館『雛の館 森のひなまつり』に

こちらの『雛の館 森のひなまつり』では、「段飾り」の他、「御殿飾り」や「親王飾り」、めずらしい「源氏枠飾り」等、江戸から昭和まで多彩なお雛様が並びます。

また、ボランティアガイドの皆さんから、詳しく親切にひな飾りについて説明していただけますので、より楽しく鑑賞できるポイントを知ることが出来ます。

『享保雛』江戸時代の中頃、京都で生まれて各地に広まっていったお雛様
国指定無形文化財・原米州の雛人形  目や眉が笹の葉の葉脈のような数十本の細い筆の線で描かれています。

お雛様とお内裏様の位置が大正以降、右左逆にかわっていたり。京と関東では、三人官女や従者の持ち物が違っていたり。左大臣と右大臣は左側が偉く、お歳を召していて、口が阿吽になっていたりと、知らなかったことばかり!

他にも色々と面白いお話しを教えていただきました。

皆さんも足を運んで、南足柄市郷土資料館でガイドさんに教えてもらって下さい。おすすめです!

ボランティアガイドの皆さん

南足柄市郷土資料館の「雛の館 森のひなまつり」は3月31日まで!

イベント情報

日時

2017年2月17日(土)~3月31日(土)
午前9時~午後4時30分
※ 休館日:毎週月曜日(祝日にあたる場合はその翌日)

詳細情報

南足柄市役所

次は開成町『瀬戸屋敷ひなまつり』に!

次は開成町の瀬戸屋敷ひなまつりへ行きました。こちらの魅力は古民家とひな飾りの競演。江戸の情緒たっぷりです。

座敷に飾られた瀬戸家所有のひな飾りや開成町の蔵で発見された亨保雛を鑑賞できます。

また、婦人部の皆さんが手作りされた7000体のつるし雛の数々。その愛らしさに心が癒されます!

裏手を抜けて、紋蔵さんでちょっと休憩。

古民家ガーデン紋蔵

こちらのこじんまりとした古民家も瀬戸屋敷とは違った趣きがあります。

瀬戸屋敷ひなまつりや開成町あじさいまつりの期間の他、毎月2のつく日にマルシェやワークショップを開催しています。

<<< 2018年瀬戸屋敷ひなまつりは 大盛況のうち終了しました!>>>

お次は桜まつりが開催されている松田山へ

松田町へ移動し、松田山の西平畑公園へ。美しい河津桜に足柄平野のパノラマ!足柄にいち早く春を告げます。

園内の『子どもの館』で「まつだ桜まつり雛のつるし飾り」を開催しています。

地域最大級のつるし雛

南足柄市郷土資料館でも教えていただきましたが、雛のひとつひとつに子供の成長を願う気持ちが込められています。

「俵ネズミ」大黒様のお使いであるネズミ。金運とちょこまかとよく働くように。

<<< 2018年松田町「まつだ桜まつり雛のつるし飾り」は終了しました!>>>

最後は大井町『お山のひなまつり』へ

最後は大井町。共和地域の畑に囲まれた資料館です。

こちらの見所は『ひょうたん雛』

使われいてるひょうたんは大井町で育成されたもの、愛らしくて、なんだかほのぼのさせられますね。

<<< 2018年大井町「お山のひなまつり」は終了しました!>>>

足柄春さんぽ、ひなまつり巡りはこれでおしまい。

時代時代の流行りや人々の生活事情で変化をしてきたひな飾り。豪華なものから質素なものまで、形は違えど、子の成長と幸せを願う親の気持ちは同じ。古の人々の思いを感じ、優しいお雛さまの微笑みに、心癒される春の一日でした。

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