いま、農とアートで注目されている松田町寄地域。清流の横にある陶房「陶楽どろんこ」様をスタッフが体験取材してきました。
『陶芸どろんこ』さん体験取材記
講師の小西二三夫さん
講師は小西二三夫さん。もとは奥さんとの共通の趣味を持とうと40歳くらいから陶芸を始めたのがきっかけ。その頃はまだ、会社員だったそう。
以降、松田町の寄地域に窯を構え15年。いまではあらゆる個展の出展や地域貢献など、精力的に活動されています。
いざ!陶芸初体験!
ということで、本誌スタッフも陶芸を初体験!「陶楽どろんこ」さんでは、はじめての方でもつくりたいものをつくれるのがポイントです。
まずは簡単に、「粘土」など土や焼き方に関するレクチャーを受けます。なんといっても小西さんのレクチャーは、豊富な知識と談笑スタイルで、楽しみながら制作できます。なので、初めてでも安心!
次に、粘土に空気が入らないように「ひもづくり」という手法で形状を模どっていきます。
スタッフAがつくっているのは、「旨いビールを飲めるぐいのみ」。女子とは思えない発想を具現化していきます。
かたやスタッフBがつくるは、「どんぶり」。ひたすらヒモを重ねて、一定の大きさまで形成します。普段、目にするどんぶりよりも若干大きくするのは、焼くと縮むから。
はじめてのろくろ
「それじゃあ、ろくろ行ってみよっか!」
ある程度完成したことろで、小西さんの号令が掛ります。「陶芸=ろくろ」という固定観念と、ろくろをじろじろ見ていた思いが通じたのか、体験させていただけることに!
使うのは電動のろくろ。初めての体験で、緊張しています。
が、当然うまく操作ができず…。そんなときには、小西さんが修正してくれますヨ。
焼成前の形状まで作成!
そんなこんなで1時間。ときには笑いながら、ときには集中して、思い描いた食器をつくることができました。
1回で使える粘土は1kg。そのなかであれば、複数個の焼き物をつくることができます。Aはさらに「ぐいのみ」を2つ、Bは丼のほか「餃子用の小皿」を制作。
その後、釉薬はどれにするのかを選び、以降は小西さんの手によって完成となります。
小西さんの手によって…完成!
後日、完成した食器を目にしてビックリ!焼きによって縮んだことに加え、小西さんによる削り加工も相まって、見違えるほどの完成度に!
「大きいかな?」と感じていたどんぶりは、某牛丼店並盛サイズで丁度いい!
両スタッフも大喜びで、自作した食器だと、酒もご飯もいつも以上に美味しく感じられるとか。
「寄」の土を使ったぐいのみも
当工房では寄地域の土を主に使った「ぐいのみ」も販売しています。
芸術の秋にはぜひ、オリジナルの陶芸品をつくってみては?
陶楽どろんこ
1日体験(1週間前要予約)
受講料:3,000円(粘土1kg・釉薬焼成代含)
所要時間:9時~12時または13時~16時(作品引渡1ヶ月後)
☎090-5800-0526
〒258-0001
足柄上郡松田町寄5995
http://tourakudoronko.com/