糸工房　春夏秋冬

知人宅のドアを開けるように店内に入ると、ダイヤ型の枠に居心地良さそうに収まっている毛糸たちが目に入ります。

絵本の世界に入ったような色彩いっぱいの糸工房「春夏秋冬」は、ふと思い立って始めた“かぎ針編み”が第二の人生の始まりになったと話すオーナーが、2022年2月23日にオープン。

「かぎ針編みの魅力は、糸の種類を変えれば四季折々のニットはもちろん、コサージュなどの小物やバッグ、帽子など何でも気軽に編めること。10年ほど前に出逢った恩師に技術をみっちり教わり、いつしか夢中になっていました」と振り返ります。

木のぬくもりあふれ、駄菓子屋みたいなイメージという店内は、
「気軽に毛糸を手に取ってもらえるようなディスプレイにしたかったんです。今はたくさんの毛糸に囲まれる空間で、次は何を編もうかと想像するだけで私自身が幸せ」と目を細めます。

ちなみに店名の「春夏秋冬」の由来は、
「息子の名前には【冬】が、娘には【夏】の字が含まれ、看板犬でもある兄妹犬の兄が【秋】（あき）、妹が【春】（はる）なんです。お店を開くならこれしかないという直感でした」。
まさにオールシーズン、ひと目ひと目大切に育て上げる子供のように、かぎ針編みにもピッタリな名前です！

店内では、自分のペースでかぎ針編みが楽しめるよう随時予約制の編み物教室を開催。「初心者の方でも気軽に初めていただけるよう、1作品完成までのレクチャーで500円から。材料費の毛代は丸ごと一玉使いきれない場合があるので、教室で使われた分の金額をお支払いいただくこともできます」とのことです。