花咲く里山の大きな花
エンジェルス・トランペットとは
いま「エンジェルス・トランペット(チョウセンアサガオ)」という花が見ごろを迎えています。
名前の通りトランペットに似た大輪の花が朝と夕、甘い香りを漂わせながら見る人の心を躍らせます。
そんなエンジェルス・トランペットを数多く植栽し、訪れる観光客を魅了するのが、南足柄市の「花咲く里山」。
敷地内に植えられた100本以上の株が、ただいま見ごろです。
はじめは旅先で購入した1本の植木から
この度、花咲く里山を運営している里山協議会会長の山崎政行さんにお話を伺いました。
エンジェルストランペットをいちばん最初に植えたのは、50年ほど前のこと。
鹿児島へ旅行に訪れたとき、その大きな花に魅了され現在の場所に植えたといいます。
その頃はこの花の存在を知る人は少なく、徐々に挿し木で増やしていくなかで、この景色へと移り変わりました。
「これほどまでにたくさん植えているところは、ここ以外にあんまりないんじゃないかな」
誇らしげに山崎さんは語ります。
暖かい地域原産の植物なので、冬になると地上部は枯れてしまう。
花期が終わり根元から木を伐れば、春にはまた、芽が吹くといいます。
長い年月をこの植物と過ごしている山崎さんの技術により、ピンチの回数を工夫することで適切な木のボリューム、そして花の数を調整しているのだそう。
見るべき時間は「朝と夕方」
花は太陽に当たると萎んでしまうので、朝と夕方が美しくみられる最適な時間に観に来てほしいとのこと。
花期は10月21日(土)から開催される「ざる菊まつり」もあわせて11月頃まで。
オレンジ色の花は今が最盛期で、続いて白色、ピンク色の花が順次見頃を迎えるとのことです。
大きな花が里山に彩りを加える景色は圧巻。
気温の安定しない日々が続く昨今。
それでも徐々に移り変わる里山の景色を身体で感じられまること間違いなし。
ぜひ、訪れてみてはいかがでしょう。
詳細
場所:南足柄市大雄町五本松・原地区(花咲く里山)/南足柄市大雄町1301
公共交通:伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」から伊豆箱根バス道了尊行き「仁王門」下車、徒歩10分
駐車場:現地そばに特設駐車場あり(※ 10月21日から解放)
※駐車場には限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください
【10月21日(土)から】ざる菊まつりも開催
2023年10月21日(土)からは同所で「大雄町花咲く里山のざる菊まつり」も開催されます。
以下リンクから、詳細をご確認ください。