南足柄 内山地区の自然豊かな環境を、美味しいお米と、美しいバラやハーブで発信!

豊かな里山の風景が広がる、南足柄の丘陵地・内山地区。
周囲の山林からは清らかな水が湧き、酒匂川とその支流の内川に沿って代々大切に受け継がれてきた棚田では、米や野菜、果樹などが育てられています。

この棚田を使って、自然豊かな内山地区を知ってほしいと昨年から「内山の米」と題したお米が販売されています。

今回は、この「内山の米」を製造・販売する「R&H内山」が、内山地区の魅力を一層周知するべく、放棄地となっていた畑を開墾して低農薬で育てたバラやハーブを使った商品開発を行っていると聞き、伺いました。

約4反の畑から収穫される「内山の米」。「道の駅足柄・金太郎のふるさと」(南足柄)や、「瀬戸屋敷」atelier hacco(開成町)で販売(売り切れになる場合があります)

内山地区に「ROSE&HERB garden」完成を目指す

パッケージにどど~んと大きく書かれた「内山の米」。
コシヒカリのもちもち感とササニシキのさっぱり感のいいとこどりで、今年も新米が売り出され、リピーターも増えているとのこと♪

そもそも、内山地区とはどんなエリアなのでしょう。

「現在は、神奈川県が定める『里地里山保全等地域』に選定されていますが、かつてこの地は、ゴルフ場開発の計画がありました。蛍が飛び交う自然豊かな地を守ろうと、父の世代の住民たちが立ち上がり、現在ものどかな風景が保たれています」と「R&H内山」代表の瀬戸弥生さん。

「自然豊かな内山地区を皆さんに知っていただき、次世代につなげていきたいとの思いから、お米作りと共に、昨年冬頃から、『ROSE&HERB garden』と名付けたガーデン作りを仲間と共に行っています。現在水路の整備などで途中段階ですが、いずれは内山の観光名所になれたら」と意欲的です!

バラやハーブの栽培を担当する加藤さんは、「内山地区は地元の暮らしを支える水源地域でもあるので、栽培するハーブも出来るだけ農薬を使わずに。その分、夏の草取り作業は本当に大変でした。この夏は、鮮やかなコバルトブルーの花びらが印象的な『バタフライピー』を育て、開成町にある瀬戸屋敷のatelier haccoで販売させていただきました。鮮やかなブルーのお茶はインスタ映えだけでなく、健康や美容にも良いんですよ」と笑顔で。

『ROSE&HERB garden』の頭文字をとった企業名「R&H 内山」。のどかな景色を背景に、代表の瀬戸さん(右)と、栽培を担当する加藤さん
バタフライピーの花びらを使ったハーブティー。背景のチョークアートも一緒に活動するメンバーの作品です

ハーブを使った新商品開発も

前出の『ROSE&HERB garden』や瀬戸さんのご自宅庭で育てたハーブなどを使った「ミニガーリックハーブオイルセット」もオススメ商品の一つで、「ローズマリーや月桂樹、唐辛子など、合計6種類のハーブやスパイスのセットに、お好みのオリーブオイルを注ぎ入れて、1~2週間漬け込んでいただければ完成です!ガラスの瓶から覗くハーブやスパイスもオシャレでパンやパスタ、サラダなど、風味豊かに本格的な味わいにが楽しめますよ」とのこと。

ミニガーリックハーブオイル

このほかにも、ハーブを使った商品開発や苔を使ったワークショップの開催なども積極的で、瀬戸さんのアイデアは尽きません‼

お椀を付したような矢倉岳を背景にバラやハーブの植栽美しい『ROSE&HERB garden』の完成とともに、内山を愛するメンバーたちが作る、新たな商品のデビューも楽しみです。

「R&H 内山」の活動内容などはInstagramをチェック

https://www.instagram.com/laurus3104/

なお瀬戸さんのご自宅では、ご主人が周辺の雑木から生産した薪を販売。
旧北足柄小学校近く、「力蔵」という看板が目印です。
力蔵(南足柄市内山1141)
HP https://rikizou.com/

 

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